株式会社UACJは、2013年10月にアルミニウム圧延業界の国内トップ2社が経営統合し誕生。自動車・飲料缶などの日用品や、航空宇宙・エネルギー分野などの産業用に至るまで、日本のモノづくり「Made in Japan」を技術の力で支えています。
アンケートは毎月たったの3問。負担なく導入できた
現在の利用状況について教えてください
熊谷さん:弊社では新卒入社者を対象に、2年前からHR OnBoardを利用しています。対象人数は事務職が約10名、技術職が約30名です。
なぜHR OnBoardを導入されたのでしょうか?
熊谷さん:HR OnBoardを導入する前年、新卒入社1年目の退職が数名出てしまいました。退職者が出ると要員計画へのインパクトも大きく人事部門として問題意識を持ったことがきっかけでした。そこで退職の予兆を発見できるツールを検討したところHR OnBoardが良さそうだと考えました。
導入の決め手になったポイントはありますか?
扇さん:いくつかありますが、毎月のアンケート質問数が3問と少ないため、回答者も回答を確認する側も負担が小さい点は良いと思いました。その回答からメンバーのコンディションがわかるため、リテンション対策として有効だと判断しました。
「現場経験のある採用担当者」の入社後フォローが効果を生む
具体的にどのように使われていますか?
扇さん:毎月10日までの回答期限が終わってから、全員分の結果に目を通して対応を検討します。対応の決定後は順次メールを配信し、必要に応じて本人とオンライン面談を行うなどの方法をとっています。
うまく活用するためのポイントがあれば教えてください
熊谷さん:フォローする側とフォローを受ける側の信頼関係がポイントだと思います。扇さんは技術職の新卒採用担当のため、新入社員とは就職活動時からの長い付き合いでお互いのことがよく分かる関係だと思います。
また、扇さんは人事に来るまでは技術系の部署にいましたので、技術職ならではの悩みや課題もよく把握しています。そのことが新入社員へのアドバイスの納得感につながっているのだと思います。
入社1年目の退職者ゼロに改善。テレワークに合うツール
導入後の成果はいかがでしょうか?
熊谷さん:HR OnBoard導入初年度、新卒1年目の退職者はゼロになったんです。その前年に数名の退職者が出てしまい何とか改善したいと思っていたので、結果が出て本当に嬉しく思いました。導入2年目の今年もこのままいけば退職者はゼロになりそうです。
それはすごい成果ですね!どのような取り組みをされたのでしょうか?
扇さん:アンケートからメンバーが抱えている課題が明確になり、的確な対応ができたのだと思います。 たとえば、あるメンバーは現場での指導員にあたる先輩上司との関係が悪く転職も検討し始めていたのですが、上司にも面談をしてもらうなど適切に対応する事で解決をしました。また別のメンバーは新人には難易度の高すぎる業務を任され、しかも周囲の支援がない状態であることが判明。そこで現場と連携して業務サポートできたことで無事解決しました。
素晴らしいフォローの成果ですね!ほかにHR OnBoardのお役立ちポイントがあれば教えてください
熊谷さん:テレワークにおいてHR OnBoardの有効性はさらに高まると思います。導入2年目の今年は、コロナ禍によって新入社員もテレワークが中心となり、育成やフォローに不安があったんです。しかしHR OnBoardを活用することでアンケートの回答結果が届き、新入社員の感情やコンディションの変化が遠隔でもわかるようになりました。今の時代の働き方にとても合うツールだと思いますのでこれからも使い続けていきたいです。
熊谷さん、扇さん、本日はありがとうございました!